ボイストレーニングで自己肯定感アップ!

私は物心ついた頃から、どうも自分を表に出せない性格になった。
最初はそうでもなかったと思うけれど、小学校高学年の頃か。
おしとやかにしないといけない
自分を主張しちゃいけない
人の言うことを聞かないといけない
親にうるさく言われた記憶はないのだが、
何故かいつもそう思っていた。
自分では本当は明るくて、ハキハキシテしていて
人に好かれるいい子のはずと思っていたけれど、
現実の自分は、あまりしゃべらず、大人しく目立たない。
誰からも「大人しい」と言われ、何だか頼りなく、いつも一人でぽつんとしていた。
いつも「これは本当の自分じゃない。誰かに本当の自分をわかってほしい」と思っていた。
けれど、考えてみれば、自分から人の輪に入っていけず、ずっと一人でぽつんとしている、暗い雰囲気を醸し出している人に、自分から寄ってくる人はいない。逆の立場なら私だって近寄れない。
今ならわかるけれど、その時は苦しくて「どうしてわかってくれないんだろう」と思っていた。
全部「人のせい」なのだ。
それは違うとわかるのは、だいぶ経ってからの事なのだけれど、それまではずっと頑なに、自分ではそうという自覚はないけれど、確かに「わかってちゃん」だった。
断捨離をしたり、朝4時に起きて瞑想したり、いろいろやりながら自分と向き合ってきて、また1か月まえから「ボイストレーニング」を始めている。
ずっといつのころから「大きな声を出したりしちゃいけない」と思ってきて、気が付くと声があまり出なくなっていた。だからもちろん歌とかも上手くない。講座とか始めたけれど、話していると段々と喉が痛くなってきて、声も低くなってしまう。
「ボイストレーニング」は、「ストアカの高橋圭」先生」に習っていて、この先生がジャニーズの舞台にも関わっているような先生で、その人に合わせて指導するのが上手いのだと思うのだけれど、何とか続いている。
この一か月は、口まわりの筋肉を鍛えるエクササイズで、小顔の顔の運動にも似ているけれど、あごや唇を左右に動かしたり、回したりする。改めてやってみると、案外口の筋肉って動かない。通常の体を鍛えるのと同じことなのかもしれない。
私の場合、ボイストレーニングは歌が上手くなりたいとか、声優になりたいとか、そういうことではないのだけれど、今の時点での自分の一番のコンプレックスなので、それが少しずつでも改善するのであれば、それは自己肯定感に繋がるなと思ったのが一番の理由かもしれない。
元々は、同年代の友人が「あと10年したらシニアエキストラになりたい」といったのがきっかけだった。
そんなものがあるんだと初めてその時知ったのだけれど、よく通販のCMで素人っぽいおばさんが商品の感想言ったりしてる、あれ。
友人が、あれをしたいと言ったときに、「それいいな」と思った。
で、そのためには、エキストラと言えども声が出せなきゃな、と思い、すぐにボイストレーニングの先生を探して今に至る。
何がきっかけになるかわからない。
実際に、本当にエキストラをするのかはちょっとわからないのだけれど、今は、声が出るようになって楽しく人と話したりしている未来の自分に会うのが目的になっている。
何にせよ、新しいことをやってみるのは、今までとは違う自分と出会うチャンスでもあると思うので、興味のあることはできる範囲でやってみようと思っている今日この頃。
今はとにかく、やってみようと思うことは、できるだけやってみたい。